2006年の冬季アテネオリンピックの時に、開会式でオペラ・トゥーランドットの「誰も寝てはならなぬ」を歌ったルチアーノ・パバロッティの人生をドキュメントフイルムと周囲の人へのインタビューで構成された、ロン・ハワード監督の「パバロッティー 太陽のテノール」という映画が公開されています。
1999年に「三大テノール」のコンサートでドミンゴやカレーラスと共に来日した時から彼の18番「誰も・・・」が印象に残っていて、アテネの開会式の時は膵臓ガンの療養中で声が出なくて、「口パク」で臨んだと知って残念に思ったが、翌年には亡くなってしまったので、この映画で数多いコンサートやプライベートを知ることができた。誰の人生も順風満帆とはいかないし、それが人生経験となって表現の幅を広げたのかもしれない・・・
「ハイC」(ト音記号の5線を超えたドの音)と言われる彼の全盛期の歌を聴いてもらいたい。
クラッシックに興味のない人でも、「誰も寝てはならぬ」はアテネの女子フィギュアスケートで荒川静香が金メダルを獲った時の曲といえば聞いたことはあるかもしれない。
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